SLコーヒー列車セット(KATO製)発売日決定。+SLコーヒーストーリー、+模型製品化の話
STEAM LOCOMOTIVE COFFEE SL列車セット入荷しました。
STEAM LOCOMOTIVE COFFEE SL列車セット
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SL+貨車+客車(M)の3両セット
価格は4980円(税込)。限定生産品。
製造・関水金属(KATO)
今年7月、ポポンデッタプロデュースのカフェが有楽町にオープンしました。
その名も、
「Cafe&Bar STEAM LOCOMOTIVE」
↑クリックして下さい、公式ホームページにジャンプします。
店内中央に巨大ジオラマを設置した、
「鉄道模型をコンセプトとした飲食店」です。
おかげさまでご好評頂いております。
こちらのカフェで提供するコーヒーですが、
なんと、SL機関士がこっそりボイラー熱で焙煎したという幻の逸品。
そのSLコーヒー列車が、なんとKATOから模型化されます!
ポポンデッタ限定販売。
夏に開催された国際鉄道模型コンベンション(JAM)の会場で、
製品化予告だけはさせていただきましたが、
ようやくリリースにこぎ着けました。
〜SLコーヒーストーリー〜
日本の輸入商社「ポポン商事」はホンジュラスで非常にバランスの取れた美味しいコーヒーが小規模農場で栽培されているのを発見。
コーヒー豆の輸入に際し、ホンジュラスに専用の鉄道を敷設。港までのコーヒー豆輸送を蒸気機関車による鉄道輸送としました。
その鉄道の運転手、機関士の間密かな楽しみとされていたのが、当店で提供する「スチームロコモティブコーヒー」です。
鉄道輸送の際、蒸気機関車の運転手たちは、なんと、高温の蒸気機関車のボイラー釡を使って、コーヒー豆を焙煎。
長い輸送時間中にこのコーヒーを仲間と楽しんでいました。しかもその深いコクと香りが絶品。
瞬く間に運転手仲間や、鉄道職員、さらには港や農場の従業員にまでそのコーヒーの美味しさが広く伝わりました。
そうするうちに、そのコーヒーの噂はポポ物産の社員の耳にも届きました。
「大事な商品に」とカンカンに怒って鉄道職員に抗議しましたが、 一口そのコーヒーを飲んでびっくり。
あまりの美味しさに、蒸気機関車のボイラー釡による焙煎方法とコーヒー豆を日本に輸入することをすぐに決めました。
当店でお楽しみいただけるコーヒーは、蒸気機関車のボイラー釡による焙煎を施したのち、密封して日本まで船で輸送。
幻のコーヒーをそのままお楽しみいただけます。
中米の大らかさが産んだ秘密のレシピを、どうぞ召し上がれ。
〜模型製品化の話〜
ポポンデッタ初のカフェ業態。
ただ単純に巨大ジオラマを置いたカフェでも悪くはないのですが、
もう一つ、核となるストーリーを考えていました。
雑談の中から、「SLのボイラー熱でコーヒーって焙煎できるだろうか」という話になり、
調べてみると、実際に、ザルで直火にかけてコーヒーを焙煎している人がいるとのこと。
(ただし、相当に難しいらしいです。)
初めは「ありえない!」「くだらない!」などと言いつつも、
お店のスタッフに、このストーリーを話した所、
「おもしろい!」とか、「実話かと思いました」など、反応は上々。
このストーリーを元にお店を作ることに決めました。
カフェのために集まったスタッフと、
文字通り不眠不休&暗中模索の末に、カフェをオープンさせた時、
絶対、これを模型化してやろうと決意しました。
元のイメージはこれです。
個人的に旅行した、イギリスの保存鉄道の蒸気機関車が、
とても良い雰囲気でしたので、
カフェをオープンする際のモチーフは、こいつにすることにしました。
(あとから知ったのですが、きかんしゃトーマスにも登場する有名な機関車とのことです。ステップニー君です。)
その後、こんなチビな機関車を模型化してくれるメーカーさんが無いか、
色々な方に聞いて周りました。
T社のTーマスを改造するとか、K社のB6とか、M社の弁慶とか・・
しかし、どれも様々な要因で難しく、
こんな感じのラフなスケッチを、ダメもとでKATOさんにお見せした所、
見事に形にしていただきました。
さらに、7月のカフェオープンに当たっては、
SLコーヒーストーリーでマンガまで作製。
これを公開した時点で、模型好きな方はKATOのチビロコだと、
ピンと来たようで、問い合わせがちらほら。
みなさん察しが早い。
JAM会場で製品化のみ発表させていただきました。
それから数ヶ月。
ようやく製品化にこぎ着けました。
ホンジュラスの生んだ幻のコーヒーとともに、
こちらの鉄道模型もお楽しみ頂けたらと思います。
(商品部・中瀬)
*SLコーヒーのストーリーはフィクションです。