SLコーヒー列車セット(KATO製)発売日決定。+SLコーヒーストーリー、+模型製品化の話

SL222.jpg STEAM LOCOMOTIVE COFFEE SL列車セット入荷しました。 STEAM LOCOMOTIVE COFFEE SL列車セット ↑ご購入はこちらから SL+貨車+客車(M)の3両セット 価格は4980円(税込)。限定生産品。 製造・関水金属(KATO) cafelogo.jpg 今年7月、ポポンデッタプロデュースのカフェが有楽町にオープンしました。 その名も、 「Cafe&Bar STEAM LOCOMOTIVE」 ↑クリックして下さい、公式ホームページにジャンプします。 店内中央に巨大ジオラマを設置した、 「鉄道模型をコンセプトとした飲食店」です。 おかげさまでご好評頂いております。 こちらのカフェで提供するコーヒーですが、 なんと、SL機関士がこっそりボイラー熱で焙煎したという幻の逸品。 そのSLコーヒー列車が、なんとKATOから模型化されます! ポポンデッタ限定販売。 SLコーヒー.jpg 夏に開催された国際鉄道模型コンベンション(JAM)の会場で、 製品化予告だけはさせていただきましたが、 ようやくリリースにこぎ着けました。 〜SLコーヒーストーリー〜 日本の輸入商社「ポポン商事」はホンジュラスで非常にバランスの取れた美味しいコーヒーが小規模農場で栽培されているのを発見。 コーヒー豆の輸入に際し、ホンジュラスに専用の鉄道を敷設。港までのコーヒー豆輸送を蒸気機関車による鉄道輸送としました。 その鉄道の運転手、機関士の間密かな楽しみとされていたのが、当店で提供する「スチームロコモティブコーヒー」です。 鉄道輸送の際、蒸気機関車の運転手たちは、なんと、高温の蒸気機関車のボイラー釡を使って、コーヒー豆を焙煎。 長い輸送時間中にこのコーヒーを仲間と楽しんでいました。しかもその深いコクと香りが絶品。 瞬く間に運転手仲間や、鉄道職員、さらには港や農場の従業員にまでそのコーヒーの美味しさが広く伝わりました。 そうするうちに、そのコーヒーの噂はポポ物産の社員の耳にも届きました。 「大事な商品に」とカンカンに怒って鉄道職員に抗議しましたが、 一口そのコーヒーを飲んでびっくり。 あまりの美味しさに、蒸気機関車のボイラー釡による焙煎方法とコーヒー豆を日本に輸入することをすぐに決めました。 当店でお楽しみいただけるコーヒーは、蒸気機関車のボイラー釡による焙煎を施したのち、密封して日本まで船で輸送。 幻のコーヒーをそのままお楽しみいただけます。 中米の大らかさが産んだ秘密のレシピを、どうぞ召し上がれ。 〜模型製品化の話〜 ポポンデッタ初のカフェ業態。 ただ単純に巨大ジオラマを置いたカフェでも悪くはないのですが、 もう一つ、核となるストーリーを考えていました。 雑談の中から、「SLのボイラー熱でコーヒーって焙煎できるだろうか」という話になり、 調べてみると、実際に、ザルで直火にかけてコーヒーを焙煎している人がいるとのこと。 (ただし、相当に難しいらしいです。) 初めは「ありえない!」「くだらない!」などと言いつつも、 お店のスタッフに、このストーリーを話した所、 「おもしろい!」とか、「実話かと思いました」など、反応は上々。 このストーリーを元にお店を作ることに決めました。 カフェのために集まったスタッフと、 文字通り不眠不休&暗中模索の末に、カフェをオープンさせた時、 絶対、これを模型化してやろうと決意しました。 DSC06578.jpg 元のイメージはこれです。 個人的に旅行した、イギリスの保存鉄道の蒸気機関車が、 とても良い雰囲気でしたので、 カフェをオープンする際のモチーフは、こいつにすることにしました。 (あとから知ったのですが、きかんしゃトーマスにも登場する有名な機関車とのことです。ステップニー君です。) picloco.jpg その後、こんなチビな機関車を模型化してくれるメーカーさんが無いか、 色々な方に聞いて周りました。 T社のTーマスを改造するとか、K社のB6とか、M社の弁慶とか・・ しかし、どれも様々な要因で難しく、 こんな感じのラフなスケッチを、ダメもとでKATOさんにお見せした所、 見事に形にしていただきました。 マンガB5.jpg さらに、7月のカフェオープンに当たっては、 SLコーヒーストーリーでマンガまで作製。 これを公開した時点で、模型好きな方はKATOのチビロコだと、 ピンと来たようで、問い合わせがちらほら。 みなさん察しが早い。 JAM会場で製品化のみ発表させていただきました。 それから数ヶ月。 ようやく製品化にこぎ着けました。 ホンジュラスの生んだ幻のコーヒーとともに、 こちらの鉄道模型もお楽しみ頂けたらと思います。 (商品部・中瀬) *SLコーヒーのストーリーはフィクションです。